不登校で未来が見えない絶望感が思い出話になる日が来るのか

不登校は頭の良い大人が医学書や教科書で学びを重ねて想像ができたとしても、経験しないと絶対に理解できない不安や絶望感があります。だから学校に行かなくても大丈夫だよとか学校に行かないとダメだよなど、同じ意見を言っても誰が言っているかによって当事者には受け止め方が変わります。

ところで…

前回の更新で学校に行けずに悩んでいた自分でも明るい未来を描けるようになったことも後日書くからもう少し待ってと伝えつつ、誰も読んでいないしということで自分のこころ優先で更新をまた休んでしまいました。

この記事自体もリアルタイムでは誰にも読まれていないと思いますが、数年後に誰かが読んだ時に役立てればと思って記録に残しておきます。

僕は小学校の頃からじわじわと言葉では言い表せないモヤモヤとドキドキが付きまとい始めました。常に何か不安、日々学校や運動クラブをしていて友達もいたけど何かが不安、その時はわかっていないけど、今思えばとにかく安心して生活をするということを知らなかったのかもしれません。

そういった蓄積した不安がコップいっぱいになり、あふれたのが14歳の頃、とうとう起きることが難しくなり寝たら自分の意志で起きれるようになるまで何も聞こえないし起こされて目が覚めても体が動かせないし気分が悪いし、常に車酔いをしていて吐きそうな状態でした。

自分でもコントロールできず、夜は元気で明日の朝は大丈夫だと期待をしても朝になるとまた体調が悪くなる繰り返し。怒られることもガッカリさせることもあったし自分自身でも申し訳ないとか、なんでだろう?とか気分が悪すぎて何もできない落ち込みや絶望感で死にたくなったことは本当にあります。

だからこそ、死にたいと思う人のことは理解できるし、本当に死んだ方がましだと思ってしまう、さらに居場所がない場合に強制的に学校に行けと言われたら…そりゃ登校したくなくて死を選んでしまうこともわからなくもありません。

僕が生きているのは学校に登校しないことを選んで居心地はさておき眠れる場所があったことは幸いだったし母には感謝するべきだと思います。無理にたたき起こされて登校させられたら途中で身を投げ出すこともあったかもしれません。

思い出すと苦しくなりますが、今の僕は回復しつつあります。バイトも今までは朝起きれなくてドタキャンすることが何十回とありましたが、今は行くと決めたら翌朝きちんと起きれることは成長、これだけで随分と心労が減ります。

この起きれるようになったというのはお医者さんが良く言う思春期を越えたら落ち着く、という診断もあると思いますが僕の場合は家の対人ストレスが格段になくなったということが大きいと考えています。詳細を書く気持ちにはまだなりませんが、家の環境が変わったことが本当に快方に向かいました。

起立性調節障害は自律神経失調症が原因で血の流れをよくすると良いとか血圧とか栄養などいろんな薬があるけども、心のケアができない限りどれだけお金を使って治療をしても治らないと思います。精神科医の先生がYouTubeで起立性調節障害は子供のうつ病だといってましたが、僕もそうだと思います。

子供の頃は家の中がルールで学校と家の中がすべて。自分で飛び出すこともできません。だから絶望感でいっぱいになり、選択肢が消える事しかないと思いがちです。僕もそうでした。ですが僕の場合には祖母や叔母や叔父などが時折逃げ場になってくれて救いになったこともあります。

もし子供で孤立して苦しいと未来が見えなくて絶望感でいっぱいだと思います。ただ、ただ、ただ、外にSOSを出す勇気をもって環境を変えてみて欲しい。親がすべてで親が正解で親が大事で離れたくないとも思いますが、外に出てみると心が救われる発見もあると思います。

相談する相手を間違えると隠蔽されたり密告されたり勘違いされたり無理解で傷つけられ逆効果なこともあるので具体的にどこに誰に相談しろとかは言い切れなくて申し訳ないのですが、絶望感から抜け出すには家の中から視野を外し今の環境と距離を置いてみることも方法の一つです。

こんなこと書いている僕もまだまだ回復はしていません。ただ絶望感からは抜け出せました。これからは自分次第でもありますが大人になるにつれ無責任な逃げ癖にならないよう注意して、14歳から4年間の一番きつい時期みたいなことにはならないように心のケアもしていきます。


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