親が調べる起立性調節障害と子が知りたいことは違う

起立性調節障害と診断されて不登校とか甘えとかサボリだという偏見からこの体の辛さは病だということが判明してホッとしたのですがそもそも起立性調節障害とは?と新しいワードに戸惑いながら先生の話を聞いて、原因や改善点や治療法を説明された上で、ネットでも自主的に調べます。

親と子では起立性調節障害について知りたいことが違う

起立性調節障害についてはたくさんのサイトがあり、専門家のお医者さんや教育業に携わる先生、子育て・不登校カウンセラー、精神科医、心理学者、整体の先生など様々な視点で起立性調節障害の症状や食事治療、マッサージ療法、接し方などとにかくいろんな情報にあふれて知らないことの不安が解消され役立ちます。

ただ、基本的に大人に向けての情報が多く、子供にとって必要な情報とはズレているのです。

親は起立性調節障害の改善治療法を調べる

子供のことを思って起立性調節障害のことを理解して治す方法を調べたい、その気持ちはとてもわかるし、得た情報を実践しようと思うことは間違えていないとわかっていますし僕も治すためのことを考えます。

起立性調節障害の親がする対応、食事、自律神経の整え方、その方法を実践させる、要は目の前に起きたことの原因や子供の状態を知ることを飛ばして、結果を早く出す(早く治す)ことや学校に行けるようになってが親や大人の目的に変わり、

主治医の先生に言われたことと違うことをしてみたり、昨日はこれ食べなさいと言ってたのに、今日はこれは食べるとよくない、鍼がいいらしいと言ったすぐにこの体操したらいいなどもう情報過多で支離滅裂になる場合もあります。

親が得る情報は子供が追い込まれ怒られている気や自己嫌悪にもつながる

※みんな良かれと思って、自分の知識が正義で不幸にするつもりはないことはわかっています。対象が大人で、子供がみることは想定していないこともわかります。

大人同士がネット上で仕事の争奪や自分の知識の正しさを優位に立たせるために検索されるよう争っているのかどうかわかりませんが、過剰な言葉で煽って目を引きアクセスを稼ぎ、読んで親を不安にさせその矛先がこちらに向かう、

気分がすぐれなくて考えることもできない状態の僕にはスーパーの安売り合戦のようなバナーやタイトル、これしなさい、これはだめ、5分で楽になる、これはすべき、、、の情報と反対論そして観たり読んだりアドバイスされると怒られている気がしたり何か正しいかわからなくなり疲弊してしまいます。

大体の内容は治すのに必要なことはわかってはいるし単体でみると参考になることはわかるけど子供自身、その『治す』ステップにまだ進めていないのです。だから出来ないことに自己嫌悪に陥ります。

与えられる前に目の前の不安を取り除く方法が知りたい

まずは、治す方法を与えられるのではなく目の前の不安を取り除きたい。(また詳しく別で書きます。)

溜まった汚れた水が溢れそうなコップにいくら新鮮で栄養のある水を新たに注いでも汚い水に混じり溢れて水浸しになります。

決して共通して実践できる改善方法の情報批判ではなく、先に原因と子供が今何に困っているか?どう辛いのか?個人個人で違うこと、一般論ではなく目の前の困り事や不安をまず浄化することだけで精一杯なのです。

そもそも親や大人が調べてくれた起立性調節障害の改善方法が素直に実践できる関係が築けているかが重要ですね。


【PR】