起立性調節障害は自律神経の調節の乱れによって起立時にめまいや動悸、失神などが起こる症状がありますが、自律神経がなぜ乱れるかについてお医者さんからの説明では、体質や遺伝以外に思春期前後特有の勉強の悩み、親との関係や人間関係の悩みが本人の許容量を超えるとストレスとして脳に負担をかけ血液循環が悪くなるからだそうです。
ですから、栄養不足や疲れなどの身体的な問題以外に心理的な問題を解決しないと症状が強くなる人もいて僕も家族でカウンセリングを受けました。
僕的な起立性調節障害の症状改善の近道について
心理的な問題は家族だからこそ吐き出しにくいこともあり、逆に感情的になり衝突して悪循環になります。しかし僕には親戚の橙子ちゃん(通称橙ちゃん とうちゃん)がいます。
親以外の信頼できる大人がいる利点
橙(とう)ちゃんは母の妹でこのブログのサポートをしてくれています。
母のこともよく知り中立で意見をくれる
橙ちゃんの口癖は『私は親じゃ無いからわからないことも多いけど』と言っては僕の話を聞いて共感してくれる反面、『お母さんなりに理工のことを考えて良かれと思っていることが、理工の望みと違っているだけで悪気はないけど理工からするとしんどいね』『親子でも考え方がそもそも違うからいくら話してもそれは解決しないから戦わずスルーするのがいいよ。わかる人は社会で出会えるし私はわかっているから』と母のフォローもしつつ僕の味方やストレスが溜まらない考え方を教えてくれます。
母に相談内容を報告をしない安心感
なんといっても日頃から話した内容を逐一全部母に報告しない事が安心です。(話を報告しない事で橙ちゃんが母に何か言われているかはわかりませんが大丈夫そう)
このブログ開設に関しても説明してもわからないのに色々言われて始める前に進まなくなるかもしれないからと橙ちゃんが言って、橙ちゃんの管理責任でスピーディーにできました。
やりたいことや要望のサポートが早い
橙ちゃんはとにかく僕が興味があることやしてみたいことを話したら、仕事や祖母の介護の合間にそれをする方法や必要な情報をすぐに考えてくれます。ためになる本を買ってくれたりネット記事やYouTube動画を教えてくれます。
ただ早すぎて軽はずみで話した事もドンドン進めてくるためプレッシャーになることもありますが、やらないから、本をすぐ読まないからと言って怒ることもありません。『私が勝手にしてるだけだから』っと。『せっかく買ったのに』『約束したのに』など押し付けが無いのも気楽です。
このブログも最初は続けることが大事だと言われ、説明されるうちに自信がなくなり途中で辞めるかも知れないと言ったら、始める前から辞めるかも知れないと思うならこの時間もったいないから最初からしないでおこう、ただやる気になった時にいつでも書けるように下準備だけしておくからと設置して最初は見本がてら僕の胸の内を書いてみてくれて今に至ります。
『出来ない理由並べではなく、できるようになるにはどうすればいいかと考えられる事をしないとストレスになり辛いからね』 だそうです。
無視しても約束破っても責めない
とてつもなく体調が悪いと話す事も辛く会話の返事も出来ず不機嫌に見えるし、メールも既読スルーすることがありますが何にもなかったようにいつも普通です。(のちに、仕事でそれは通用しないとも教えてくれます。)
体調が悪かったり橙ちゃん特有の即行動についていけず、メール返さなかったり自分からした約束したこと(例えば泊まりに行くと言って行けなかったり)を破っても怒らないし、逆にその時にならないとわからないだろうから朝起きて体調が良かったらでいいよと橙ちゃんの仕事の手伝いを時折誘ってくれます。
何かバイトしようと思っているけどなかなか無いと話した数日後に、仕事に誘ってくれた話は改めてブログ記事に書きます。
親以外に相談するときの注意点
ただ、僕は橙ちゃんが理解してくれているからであり、例えば主治医の先生とかカウンセリングの先生とか学校の先生、友達の親などの場合は、親の性格や家庭環境すべてを把握しているわけではないし、もし親のことを否定したようなことを先生が僕に言って僕が親に話した場合、クレームになることもあるから寄り添ってはくれても親のことを意識した回答になると思うし、
相談された方はこの話は親に伝えなければならないと僕が今の段階ではいわれたくないことや間違った解釈で親に伝わることもあるので注意が必要だと思います。(もちろん先生たちは悪気があるわけではない)
また、親戚の場合でも
- 親を悪く言ってはいけない
- 親に感謝しなさい
- あなたのことを思っているのにわかってない
などわかり切ったことで片付けられると自分の感情をどこに吐き出せばいいのかモヤモヤだけが残り、自分が悪いと責めるしかなく心を閉ざしてしまいます。
そのことを想定しながらもし、親以外に相談したい、と思ったら親戚の家に泊まりに行ってみるなどして、ストレートに相談しなくても家からちょっと離れることで見えてくるものもあるので精神面での症状改善の一つになると思います。
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