起立性調節障害の就職活動・夢を仕事にする前に必要なこと

起立性調節障害は主に思春期に発症して16歳から成長期が終わる18歳くらいになると主治医の先生に励まされました。個人差はあれど僕も回復するのではないかと希望を持っています。そうすると今は見えない未来のこと、大学受験や就職活動のことを具体的に考えていけるようになると思います。

個人的に考えることですが起立性調節障害から回復した後、社会生活を送るために必要だなと感じることを書いておきたいと思います。

起立性調節障害の就職活動で必要なこと

起立性調節障害で出来なかったことを自覚する

これは橙ちゃんにも言われたことでもありますが、起立性調節障害で学校に行けなかった僕と、毎日体調のことで悩まずに学校に行けてた子とは考え方や取り組み方、備わった基礎が全く違うということ。

例えば僕だと、朝にならないと体調がわからないから仕事に行けるかどうかがわからない、シフト制だとその通りに行けるかどうかわからない、電車やバスに乗ることが難しい、体調が悪いと笑顔でいられる自信がない、など考えるとできる仕事が限られてしまうということ。

また、家族や学校、友達と違って社会で働き収入を得るということは責任があり、約束を守る必要があり、自分のことを理解してほしいと求めるだけでは難しいということ。

起立性調節障害から回復して体調が良いことで自分にどこまで時間を費やし何時に起きれて何ができるかがまだ想像できないので今の自分には夢を持つことも後回しにしていますが、親戚の橙ちゃんに声をかけてもらいバイト経験を少ししたことで分かったこともあります。

起立性調節障害のままバイトしてわかったこと

僕が経験したバイトはものづくりでした。レゴが得意だからモノづくり自体は興味深いし面白くあっという間でしたが翌日以降は数日間はまさに死んだように眠り、身体が辛かったです。

また体調が回復してまたバイトしましたが朝が早く(無理せず起きれたらでいいからという理解済みで朝メール確認で迎えに来てくれるスタイル)そこから車で移動するので起立性調節障害からか車酔いで気分が悪く仕事が始まってもしばらくは辛かったですが仕事内容が集中しないと怪我をする恐れがある緊張感からかシャンとする事ができました。(きっと毎日は続かない)

立ちっぱなしと力仕事で身体がついてこないことも痛感しましたが、1日を終えると達成感があり精神的にも元気になりました。(しかし翌日からはリバウンドで相当辛い)

この数日は今の僕にできることや足りないことがわかる経験になり、良かったです。橙ちゃんも身体が出来るまでは誰でもしんどいけど、続けていけばランニングのように、最初は辛くても当たり前のレベルが上がるから楽になるよといってました。

起立性調節障害でもやりたい仕事をするために必要なこと

自分基準ではありますが、同じように起立性調節障害を抱えても、やりたいことや好きなことを仕事にしたい夢がある場合、職種により必要なことがあります。

例えば美容師や料理人、パティシエに保育士さん、カメラマンなどの場合、勤務時間にずっと立って居られる体力と仕事で使う道具を安定して持てる筋力が必要で、いくら手先が器用で斬新なアイデアや強い意志を持っていても、『継続出来る筋力』がないと仕事として成り立ちにくいということです。

起立性調節障害でもできる仕事

フレックス制の仕事、出来高制の仕事、ライターやデータ入力などの個人事業主や主婦向けの在宅ワーク、朝が遅く、接客や移動などによる心身のリズムが乱れることが少ない仕事、黙々と集中してできる仕事などが起立性調節障害の特徴でもある起立時のめまいや吐き気、頭痛、自律神経の乱れが抑えられるので比較的可能な仕事ではないかと想像します。

会社に勤務する、お店に勤務する、ということを考えた場合、接客があったりカスタマーサービスや相手によって左右するリズムが決まっていない職種では自律神経の乱れにより体調の悪化が起こる恐れがあるので、できれば仕事内容は、することが決まっていて黙々と取り組める座り仕事などが適していてそこで仕事に慣れて起立性調節障害の症状も落ち着き体調も整い始めてからやりたい夢に向かうのも遅くはないと思います。

僕は就職前にまずは大学受験ですが頭がクリアな状態の時に未来を描いて考えるようにして気分をあげています。(体調が悪すぎる時は絶望感に襲われて未来を考える事が不可能になりますので元気な時だけはせめて前を向きたい)


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