起立性調節障害の体験談

僕は中学生の時に起立性調節障害と診断され朝起きれない症状があまりにも酷くて行きたい高校の受験も出来ず、もし受験当日会場に行けて合格したとしても通える自信も無いため通信制高校にしました。

起立性調節障害で全日制高校受験は諦めた

通信制高校の方が僕の体調や生活リズムの不安定な部分をカバーできるので朝必ず登校して夕方まで授業が受けれるかわからない不安からのストレスが回避されるので合っているのだと思います。

もちろん全日制で行きたい高校に行き、大学受験出来るのが親にとっても理想的で最後まで全日制を希望したが無理して結局学校に行けず中退になるよりは体調が回復することを優先とし、大学受験から取り返そうと思いました。

全日制高校より通信制高校を選んだメリット

なんと言っても朝起きれない、通学で満員電車に乗る、など登校するという行動が全て起立性調節障害に僕には困難なこと(起き上がるとめまいや吐き気、長く起立できない、乗り物酔い)からのストレスがないことです。

※親はコミュニケーションが取れなくて今後を心配しているし友達と過ごすことをして欲しいと願っていましたが。

起立性調節障害の僕にとって通信制高校は勉強しやすい

基本的な朝の登校行為が難しい為、当然学校に着いてからも思うように授業受けれないことと比べると、オンライン授業や年に数回の登校でそれ以外はその日の体調により自主的に学習、大学受験勉強することもできるのは助かります。

通信制高校は不登校だった子供や学校に行けない(行きたくない)だけでなく家庭の事情でアルバイトや仕事して全日制の授業に通学できない理由がある場合や、芸能活動やスポーツ選手も在籍している通信制高校もあるように、多様化しています。

芸能やスポーツだけでなく創作活動などやりたいことや得意なことに集中して突き抜ける事ができるメリットもあります。

通信制高校だと不登校という自責の念がない

まだ通信制高校にネガティブなイメージがある人たちが多いのは事実ですが僕にとっては起きてみないと体調がわからない為毎朝毎朝学校に行くかどうかのやりとりが無くなり、休んでいる自責の念がない為、中学よりは精神的に楽です。

※もちろん外から見ると昼間もプラプラしていて学校に行ってないと思われがちですが周りの目がどうであれ自分の気持ちが楽なのは回復に近づくと信じています。

通信制高校だと将来就職やバイトせず引きこもりになる?

学校に行かない、不規則な生活、人と接しないことに慣れたら社会人になって就職しても長続きしないとかこのまま引きこもりになる恐れもありますが、僕の中では今のところは回復してチャンスはまだまだあると信じているし、通信制高校出身の先輩の中の成功例を見るようにしています。

また僕の場合はバイト体験など橙ちゃんや叔父さんが声をかけてくれて、働くというイメージが少しでも体感できることや家庭教師の大学生のお兄さんとコミュニケーションをとっているのでまだ大学受験をして大学からまた変わると信じて前を向いています。

通信制高校への偏見の変化

今しか僕は知りませんが、親世代よりも今は通信制高校に対する偏見は変わり、ネットから若い人たちの活躍する場が生まれ起立性調節障害以外でも不登校だった子が輝いていることを世間が受け入れてくれるようになっているとの事です。

もちろん学校に行くことから得られる、学ぶ経験がない事は将来的に横並びになった時や縦社会に入ると歪みがあるかもしれないですが自覚した上で選択肢が増えたことは先行く方々が道を作ってくれたおかげだと感謝しています。