うつ状態からバイトに出かけた話

起立性調節障害の二次障害としてうつ病がある。自律神経失調症で体調も悪いけど心の状態も悪く、思うようにならないことのストレスや自信のなさからの自己否定、周りへの申し訳無さやもどかしさ、見えない未来の不安や家族の問題などが重なるとドンドン身も心も痛めつけられて胸がゾワゾワぎゅんぎゅん苦しくなります。

そう、僕はその状態に陥っていました。

頑張ってブログ書こうにも落ち込んだ状態で頭も回らず人が理解できる文章を書くのも難しいのでとても時間をかけてやっと書いたりしていました。

どこかでまだ自分は元気だと思われたいとか心配されたくないとか格好悪いと自分の見え方や在り方に対して無理をしていますね。

話はタイトル通り、夏特有に出る起立性調節障害の体調不良と精神的に不安定なことが重なってうつ状態でまたバイトに行けなくなり、一緒に働く人に迷惑をかけました。

寝込みながらパソコン関連のものを買うためのお小遣いも底をついてきたからバイト探しをしようと思いつつバイトが長続きしない悩みを抱えていた矢先に、また叔母さんである橙子ちゃんから声がかかり、バイトに行って来ました。

朝早くて車移動、朝から夕方までほぼ立ちっぱなしで身体を使う仕事なので久しぶりの外出で肉体労働。自分の今の状態を把握するチャンスでもあります。

起立性調節障害特有の低血圧で車移動という過酷なスタートをなんとか責任感で乗り切って仕事開始。

昨年11月に同じ作業をしたので感覚を取り戻すと集中出来てゾワゾワギュンギュンする気持ちを忘れることができました。進むに連れ成果も見えて気持ちが晴れたような気になってきました。

僕はうつ状態がひどくて身体も心も死んだような状況が続き、大学受験先が決まらない、やりたいことがわからない、夢や目標が持てずにいましたが橙ちゃんが、家庭の事情なども踏まえた上で、こう話しました。

まずは生活と心の安定を築くことで充分だと。夢や目標を考えて焦るよりも今の不安を取り除いたりうまく付き合っていけて心身が落ち着いて来て日常生活を胸のゾワゾワが無く送れてからやりたいことを考えても全く遅くないよ、

夢や目標に向けて安心できる環境作りは本当は大人がするべきだけど出来ない環境にいた場合は子供自身が心や体調を蝕んでしまい未来に対して前を向けないのは当たり前のこと、しんどいよね…っと共感してくれました。

ちなみに橙ちゃんも自律神経を患ってからは仕事や勉強に集中して胸が締め付けられて痛くなったりモヤモヤゾワゾワすることを忘れて日々やり過ごしていると言ってました。根本的な解決はしていないけどセルフケア?として悩んだら没頭できることをするという薬が橙ちゃんの治療法だそうです。確かに手作業していたら没頭できてスッとします。

バイトをする上で

  • 今足りないもの
  • 今必要なもの・不要なもの
  • 今出来ること
  • 今得意なこと・苦手なこと
  • やってみたいこと・やりたくないこと

に気づくことができるのでモヤモヤ悩んでも答えの出ない日々を過ごす時期から、経験という引き出しが増えたことで少しずつ変化して未来のために積み重ねていけたらいいね。と。

夕方、集中しすぎて自分の身体がついてこないことに気がつかず、最終的には身体がガタガタになっていました。気持ちはあるのに体が悲鳴をあげている状態です、そのガタガタは本来辛いはずですが心が楽になったのでバイトをして良かったですし、今の自分に足りないものや必要なものも見えました。

そして自分が役に立ってその対価として収入がある嬉しさも再確認しました。とりあえず僕なりのうつ状態から楽になる方法が一つ発見できたのでまたうつ状態になったら夢中になって体を動かすことを取り入れます。


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