不登校になるきっかけの新学期

起立性調節障害の認知度が高まり、周りに理解されやすくなり学校に行けない悩みに協力的な先生や大人のサポートで助かる反面、ワガママとは思いますが辛いこともあります。

起立性調節障害はかわいそう?

起立性調節障害は自律神経の乱れから血流障害が起きて脳に充分な血液を送る事ができず、特に起床時にめまいや立ちくらみ、吐き気や頭痛が起きて朝学校に行く時間に起きれない、行きたいけど行けないため、いわゆる不登校(病気だから定義は違いますが)になりがちです。

そこで先生はクラスメイトに起立性調節障害という病気だと説明をして、遅刻したり久しぶりに投稿したら暖かく受け入れてあげてねとサポートをしてくれますが。その説明によっては

『起立性調節障害でかわいそう』

と捉えて特別扱いされてしまうこともあります。悪気は無いのはわかっていますが、母の知人など周りの大人にも

『青春時代に友達と遊べなくてかわいそう』『病気になってかわいそう』といった『かわいそう』が妙に情けなくなりグサっときます。

かわいそうが逆に甘えになる危険性

病気だからかわいそう。と優しくされること、病気を言い訳にしてサボっていると思われること、どちらも辛く響くのですが、あまりに辛くて少し体調が回復しても『かわいそう』な自分から抜け出す事をやめよう、とメンタル的に一歩踏み出せないこともあります。

それでも病気だから仕方ないね。と言われたらホッとする反面、自分は起立性調節障害を理由に甘えていると罪悪感に悩まされてしまいます。

もしこのまま一歩踏み出す前に『かわいそう』に慣れてしまうと本当に甘えに繋がり社会に出て行くことがとても難しくなるのでは?と危機感があります。

起立性調節障害はワガママ?

かわいそうと言われたら辛いけど理解はして欲しいというとワガママとか面倒だと思われることはわかっています。また最初は優しくても何度も約束が守れなかったり調子が悪くて不機嫌な態度になってしまう時もあり対応に困り離れる人もいます。

どうしていいか自分でも分からず、自己嫌悪に陥ってしまいますが、かわいそうと言われるとさらに甘えに繋がるだけではなく、見下されている、笑われている、差をつけられている、などさらに思い込みが激しくなって悪循環になってしまいます。これがうつ病などを引き起こすのでしょう。

だからと言って、こうして欲しいっていう明確な答えはわからず、今の段階ではただただかわいそうと言われると胸が締め付けられ未来の不安がよぎります。ワガママでごめんなさい。