
今まで僕は起立性調節障害についてブログにつづってきたけど、大学生になり成人に近づき、家の中にしかいない何年もを乗り越えてバイトして自立心も身についてきて視野が広がってようやく見えてきたことがあります。
それは、僕は機能不全家族にあたるということ。
今まで親の悪口を言いたくなかったし何より自分が悪いと思ってきたのでなかなか書けませんでしたが、僕が自律神経失調症になって起立性調節障害になった原因の一つに家庭環境があると確信しています。
もちろん、お医者さんのいうように思春期独特のホルモンバランスだったり体質だったり栄養状態だったりというのはわかりますが、そもそも僕の家庭環境は精神的不安を常に抱いているとわかりました。
姉も、妹も同じように不登校だったりうつ状態だったりしていたし、妹は特に、症状がどんどん悪化していて統合失調症なのでは?とおもっているけど母が頑なに認めようとしないのでカウンセリング以上の治療ができていません。
もちろん、カウンセリングや親のことが正しくて僕が考えすぎかもしれません。しかし、僕の苦しみも姉の苦しみも母はわかっていないので複雑な気持ちです。
なぜ僕の自律神経失調症からの起立性調節障害の原因が家庭環境のせいだと思うかというと、まず僕は実の父の記憶がありません。赤ちゃんの頃に離婚し母子家庭で祖母の近くに引っ越してから保育園の送り迎えとか晩御飯の準備、病院の付き添いなどをしてくれ、そのまま小学校に上がったころ
母が出来ちゃった再婚をしました。
僕は絶対に嫌だったし泣いて反対したけど僕の意見が通ることもなく、大人の男が共に暮らすことになり本当に本当にきゅくつな日々になりました。冷凍庫にあるアイスクリーム。今まで自由に食べれたのに、男のものかもしれないので自由に食べれなくなりました。
母に捨てられるかもしれない恐怖から掃除や料理を手伝うようになりました。そのことを母は僕が掃除が好きだったり料理に興味があると勘違いして好きなことをさせている感覚でとらえて僕の不安をくみ取ってくれませんでした。
お酒を飲んで卵焼きを僕に作らせました。小学校から帰ってきたらお風呂の掃除をしました。家族旅行でお風呂に入るとき、大浴場で男と二人で入らないといけないのでとても嫌でした。
母がいないと男と同じ部屋にいることができませんでした。とにかく僕は面倒を見てくれる祖母や母がいないと家の中ではずっと緊張していました。実の子である妹との差も目に見えるようにわかり、(妹だけにお菓子屋ジュースを買うなど)何度も何度も母に離婚して欲しいと訴えかけましたが無理でした。
母と父はどちらも言葉遣いが汚く、喧嘩したら聞くに堪えない暴言が飛び交って心臓をぎゅっと締め付ける苦しみに襲われます。特にお酒を飲むと騒動になり、警察が来て後日児童相談所の調査が来たこともあります。
本当に居心地が悪かった。夏休みに親戚の橙ちゃんの家に泊まりに行く日はほっとするけども心のどこかで家が心配で不安になることも多かったです。
ここまでが小学校の頃。他の家庭と比べることもないし、世間を知らない僕は家庭ってそんなもんだろうと思っていました。
勉強を頑張っていい大学に行って母に認められたい、男に勝ちたいと思って部活も塾も頑張っていた。そのころ、祖母が倒れて入院し、毎日妹を迎えに行って、母が仕事から帰るまで家に居てくれた祖母がいなくなり、塾の帰りや部活の帰り、家に近づくにつれて胸が苦しくなりました。暗い夜道、塾の帰りの自転車で、このままいなくなりたいと思ったこと何度もありました。
祖母が介護が必要となり親戚の橙ちゃんが祖母の世話をすることになったので、時折祖母の部屋に寝泊まりしました。その時は安心はするものの学校には行けなくなってきたころで、祖母はデイサービスに出かけたり橙ちゃんは合間に仕事に行ったりしてなんだか申し訳ないなという気持ちになるし、行き場のない気持ちでした。
その後、勝手に親が決めて僕が中学校を卒業するタイミングで遠方に引っ越すことになりました。もともとは離婚する予定だったから喜んでいたのに、離婚が無くなり一緒に遠方に越すことになり祖母とも橙ちゃんとも離れ離れになり心底ガッカリしました。
新しい地で夫婦仲もうまくいくといいと思ったし、僕も不登校だったので近所のコンビニなどに行くにも同級生に会いたくなかったことから解放され、知らない人しかいない地に住むことはちょっと心が開放的になりました。
しかし、、、そううまくいくはずもなく、新天地でも家庭の中は泥船でした。僕はうつが悪化、ゲーム依存症のようになり、姉も妹もどんどん調子が悪くなり、結局は夫婦仲も良くなることもなく二度目の離婚することになるのですが…
この話はまた書きます。
とにかく、これをかけることでちょっとすっきりしました。子供の頃の不安定な心が自律神経を乱して体に様々な影響が出てきたのだと今なら思います。
かといって誰かのせいにすることもできなかったのですが、橙ちゃんはずっと僕の味方で家庭環境が悪い、あなたは悪くない、といってくれました(逆に助けてあげられなくてごめんと謝られました。)
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