起立性調節障害で働き始める不安
起立性調節障害で朝起きれない、自分で体調の予測がつかない人は大人になり身体が回復しても学生時代の経験の思い込みやトラウマ、自己肯定感の低さから
- 仕事をしたいけどできる自信がない
- 朝決まった時間に体を起こすことが難しい
- 遅刻してしまい長く続かない
- コミュニケーションがうまく取れない
- 体力が長く続かない
- 1ヶ月のシフトを考えることができない
- 絶対休めない時でも欠勤してしまい信用を失う
- 働きたいけど学歴で面接に落ちる
など、大人になると自己管理ができていない!とダメレッテルを貼られそうなことが本当にできなくて自己嫌悪に陥ってしまいます。失敗を繰り返すと今度は働くことも諦めてしまい、親も最初は心配して見守ってくれますが歳を重ねるたびに
- いつになったら働くの?
- 仕事を選ばずになんでもいいから働いてほしい
- 生活費を入れないなら出ていけ
- みっともない
- あなたの将来が心配だから言ってるのよ
- 私の育て方が悪かった…
- いつまで親のお金でゲームするの?
等と追いつめられることを言われることもあります。(親も言うつもりがないけどストレスが溜まっているので何かのきっかけで言ってしまう)
起立性調節障害でもできる働き方(個人差あり)
- 短期間・一日バイト・週に数回のパートアルバイトから始める
- フレックスタイムの企業にする
- 夜型の仕事にする
- 通勤する必要がない在宅でできる仕事にする
- ネットでコンテンツ配信(販売)やライターなどで起業する
学生時代とは違う社会の厳しさを目の当たりにして挫折してしまうのを防ぐために、起立性調節障害がまだ回復していない場合には朝から夕方まで平日5,6連勤という基本的にフルタイムのお仕事は最初は難しいと考えたほうが精神的にも楽です。まずは短期間のお仕事で徐々に慣らしていって正式採用や転職を考えることが可能ならその方が長い目で見て無理がありません。
親や世間体や自分のプライドを気にして最初からいい企業にフルタイムで働くんだという希望を持つと想像以上のハードルの高さに心身疲弊して心を壊してしまう恐れがあります。そういった希望は、体調が回復して徐々に社会に慣れてから挑戦することも可能です。別に皆と足並みそろえて新社会人スタートしなくても未来に出来ることはあります。
一日だけの短期バイトをして翌日ぐっすり眠る、これは一日だけだからということで結構無理が効きますが翌日に起き上がることが困難な体調になることもあります。しかし、一日限りなのでその一日がこなせたら終わりなので人間関係のトラブルは起きません。(田舎ではなかなかない仕事ですが)そこで軍資金をためながら次の仕事のための勉強につなげるなど、とにかく働いてみるという体験ができることで少し自信が付きます。
朝起きれない夜型なら夜型の仕事があります。24時間体制で稼働している企業でITのカスタマーサポートなど、夜にメール対応などあって感動することがあるのですが、そういった企業は交代制なんですね。また工場や社会人向けのスクールや美容室に居酒屋、塾の先生やマッサージなどなど逆に夜型仕事は昼型の人には避けられるので重宝されるかもしれません。
通勤電車が難しい場合、特にコロナ禍以降は在宅でもリモートワークのシステムが増えたので在宅でできる仕事もあるため時間と体調の管理さえできれば仕事を見つけることができるし、自分の得意なことを配信したり販売していきなり起業する方法もあります。
もちろんすべて簡単にできることではありません。仕事でお金を稼ぐということは相応の価値の対価なので収入を得るためには勉強や経験が必要になります。いきなり完璧を目指すのは健康体でも難しいことなので焦らなくて大丈夫です。
様々な選択肢の中で今の自分の体調やメンタルなら何から始めることが可能か?小さな一歩から失敗や経験を重ねて免疫をつけてステップアップすることで少しずつ自信がつき、本来の自分の体調の回復を目指しながら自立する未来を積み上げていくことが起立性調節障害でも出来る働き方ではないかと考えます。