起立性調節障害のまま大人になるかもしれないあなたへ
起立性調節障害を抱える中学生、高校生では増加の傾向があり、認知度は高くなりましたが、本人、そして家族やクラスメイトなど周りに起立性調節障害の人がいない限りまだまだ知らない人の方が多いのが現状だと思います。
かつ、病名は知っていても頭痛やめまいや腹痛、吐き気や食欲不振、目に見えない症状に苦しむため理解されにくく本人の辛さが伝わっていないことも多いです。
私も親戚の子が起立性調節障害になるまでは知りませんでしたし本当は学校に行きたくてもコントロールできない体調不良により学校に行けないことを、学校に行きたくない理由(いじめ、サボリ、夜更かし、気持ちの問題等)があるから体調も悪くなり不登校になってしまうのだと誤解していました。
学校に行けなくなってからお昼ご飯の用意をしに行ったり、様子を観に行ったり、付き添いで病院に行ったり、夕方から公園で一緒に運動したり、家との環境を変えてみたら学校に行けるかもと泊まりに来てお話をしたりする上で間違いに気づき、向き合うようになりました。
今は高校生になりましたが通信制でオンライン授業です。このまま大学受験を頑張る気持ちは本人にはありますが、もしこのまま大人になり社会人として働くことができるのか?身体は元気に回復しても培った生活リズムを一般的な社会人のリズムにしたり、人とのコミュニケーションが取れるのだろうか?と考えることもあります。
このサイトでは親戚の子に向けて試行錯誤しながらステップアップをする過程や同じ悩みを持つ人の参考になりそうなことを記載します。