僕は起立性調節障害で中学校2年生から学校に行けなくなりました。僕には兄弟姉妹がいて真ん中です。一番上と下が8年、いや9年かな?歳が離れているので生活のリズムが全く違う3世代になります。
実は下の子も小学校6年生から不登校で、起立性調節障害と診断はされていないけど引っ越しによる転校で環境の変化があり、すでに出来上がっているクラスになじめないこともあるし、勉強も不得意なので尚更学校に行く足が遠のき、
僕が起立性調節障害で学校に行けてない姿を見ているからか、下の子も学校に行くことを辞める選択肢をするのは容易だったように思います。僕のせいですね。母は毎日起こして学校に連絡して、そういう姿を見ていると僕も申し訳ないと思ってしまうし、下の子に甘えじゃないの?サボリでしょ?と言いたいけど自分自身が起立性調節障害で学校に行ってなかったし、しんどいことの理解を他人にしてもらえない辛さは知っているので、きつく言えずに黙っていました。
中学校にあがり、気持ちを切り替えていこうと、朝5時半から起きて用意してやっと行ける状態、そんなのが長く続くわけもなく…朝早く起きるためによる早く寝ようとするも目が冴えて眠れない状態だと。これは起立性調節障害なのかと思ったりしたけどどうも違うみたいです。
そんな下の子がなんと1週間フルで朝から学校に行けたのです。
その理由は、上の子が出ていったから。家出のような感じで出ていき、結局橙ちゃんのところに逃げ込んでいるのが判明したのですが、上の子がいなくなってから下の子が調子が良いのです。
まず、上の子は生活のリズムが悪く、遊びに出かけて夜中に帰ってきたり、朝方までしゃべって昼間寝ていたり友達を家に呼んで泊まらせたりと大学に行っているのかわからない状態で生活のリズムがわるく、母とも衝突することが多かったのです。
そんな喧嘩や叱責を見ているだけで僕も心が縮みそうになるし夜中にドタバタして起こされるし、他人が家に居ることもストレスだし家事が増えるのも嫌だし家に居るのに何もしない上の子にイライラしたりもしていました。
それは下の子も同じで、そのことがストレスということには気が付いていませんでした。逆に上の子が家にいないと寂しくなる…と思っていたくらいですがいなくなってみるとストンと精神的にも落ち着き始め、1年以上学校に行けなかったのに行けるようになったのです。しかも1週間フルで。
上の子からすると、勉強したくても下の子が寝ないといけないので電気がつけれないから出ていくしかないとの主張らしいですが、遊びたいのもあると思います。歳の差による生活のリズムの違いってやはり大事だなと思いました。
だから大家族で狭い家で暮らしているテレビって改めてみると違う目線での気づきが沢山あります。
上の子が出て行ったのは良いけど、その分は母はより一層僕に頼るようになったので面倒だと思うこともあります。橙ちゃんはこのままだと放っておけないなどの問題で家を出る年齢になっても気になって出れなかったりするので気にせず自分のやりたいことをした方がいいよっといいました。僕は冷たいのでそんなこと言われなくても自分の好きな道を選べると思いますが、橙ちゃんも同じような経験があるようなので心配してくれています。
とにかく、幼いころから当たり前のようにあった家の中で大人同士の喧嘩が多いとメンタルがかなりやられることや、兄弟姉妹での生活のリズムの違いで自律神経が乱れることが、解放された後に調子が良くなったことで身に染みてわかりました。
でもどの家庭でも起こり得ることだし、兄弟姉妹や夫婦喧嘩や大人同士のけんかがある家庭もあるでしょう。親もそうやって大人になったので、僕や下の子が我慢が足りないのかもしれないけどとにかく胸を締め付けるギュッとした辛さが少し減ったことは良かったです。